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「嫌がる仕事の中に、仕事はある。」”まず行ってみる”を積み重ねてきた、持たざる者の仕事術

「嫌がる仕事の中に、仕事はある。」”まず行ってみる”を積み重ねてきた、持たざる者の仕事術

「うちの仕事って、同業が嫌がる仕事が多いんですよ。」 そう笑いながら話すのは、株式会社ケイズエコロジーテクニカルの代表・太田啓介社長です。設備清掃、産業廃棄物処理、リサイクル、リユースなど、事業内容だけを見ると“環境関連企業”という言葉でまとめられるかもしれませんが、実際に話を聞いてみると、この会社の本質は少し違うところにありました。 「まず行ってみる」「知らんでもやってみる」「同業が嫌がる仕事を引き受ける」。そんな泥臭い積み重ねを続けてきた結果、今のケイズエコロジーテクニカルがあると言います。 高校中退、11回の転職、東海豪雨による被災、2000万円規模の設備投資の失敗など、決して順風満帆ではなかった太田社長の話には、“働くこと”に迷っている人の肩の力を少し抜いてくれるようなリアルさがありました。  「掃除屋」じゃなくて、“設備を守る仕事” ——まず、今の事業内容からお伺いしてもいいですか?   名前 「分かりやすく言うと、清掃業と、それに伴う産廃、それからリサイクルとリユースですね。4本柱みたいな感じです。」   「分かりやすく言うと、清掃業と、それに伴う産廃、それからリサイクルとリユースですね。4本柱みたいな感じです。」   名前 「うちはどっちかっていうと、設備の洗浄が多いですね。工場の配管だったり、タンクだったり、グリストラップだったり。ビル清掃っていうより、“設備を正常に動かす”ための仕事なんですよ。」   太田社長はそう言います。   名前 「うちはどっちかっていうと、設備の洗浄が多いですね。工場の配管だったり、タンクだったり、グリストラップだったり。ビル清掃っていうより、“設備を正常に動かす”ための仕事なんですよ。」 グリストラップとは? グリーストラップ(グリストラップ)は、飲食店の厨房などから出る排水に含まれる油分や残飯を一時的に溜め、 下水道へ直接流出するのを防ぐための装置です。下水管の詰まりや水質汚濁を防ぐために設置が義務付けられており、定期的な清掃が不可欠です。   実際、話を聞いていると、“綺麗にする”こと自体が目的ではないことが分かります。 例えば、工場の冷却設備。配管の内部にカルシウムや汚れが蓄積すると、本来の性能が出なくなり、設備が冷えなくなるそうです。そこを洗浄し、本来の状態へ戻していく。   名前 「だから、“掃除しました”じゃないんですよ。“治った”っていう感覚なんですよね。お客さんから“ちゃんと冷えるようになった!”って言われる瞬間が、一番うれしいですね。」   ——なるほど。“設備を直している”感覚なんですね。   名前 「そうそう。うちの仕事って基本“止まると困る場所”ばっかなんですよ。工場もそうだし、飲食店もそうだし。だから、表に出る仕事じゃないんだけど、誰かがやらんと困る仕事なんですよね。」   実際、ケイズエコロジーテクニカルが扱うのは、工場設備、排水設備、グリストラップ、配管など、普段人の目に触れない場所ばかりです。ただ、そういう“見えない場所”が正常に動いているからこそ、工場も、飲食店も、街も当たり前に回っています。   名前 「見えない場所を支える仕事なんですよ。」 太田社長のその言葉が、この会社をすごく表しているように感じました。 「まず行きます」で広がった仕事 ——創業当初って、どんな感じだったんですか?   名前 「いや、もう仕事がなかったですよ。本当に。“仕事ください”って言いながら動いとった感じですね。草刈りもやるし、引っ越しもやるし、深夜清掃もやるし、とにかく来た仕事は全部やるみたいな。」 ——営業経験があったわけではないんですよね。   名前 「全然ないです(笑)。でも、“まず客先へ行く”っていうのは決めとったですね。知らんことでも、とりあえず行ってみる。」 そう話す太田社長ですが、当時は設備の知識が今ほどあったわけではないそうです。例えば、知り合いから「工場のポンプが動かないから見に来れんか?」と連絡が来た時も、正直、完璧に分かっていたわけではないと言います。   名前 「でも、“まず行きます”って言ったんですよ。今思うと、よう行ったなと思いますけどね(笑)。」 実際に現場へ行ってみると、原因はブレーカーが落ちていただけだったそうです。   名前 […]

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